本・映画・ドラマ

2019年5月 1日 (水)

月刊誌「科学」

先日TVで月刊誌「科学」の誕生秘話のような番組を発見。思わず見入ってしまいました。

「科学」 は、 小学生の頃、購入してもらっていました。学校販売だった頃です。服や物はあまり買ってもらえなかったし外食もほぼありませんでしたが、本は少しなら買ってもらえました。

「科学」の付録がよかったんですよねぇ。
小ぶりの試験官に試験官立て。フラスコ。電磁石セット。顕微鏡。水栽培セット。リトマス紙。岩石の標本。。。
机の周りが実験室になっていくようで、楽しかった♪

学校での理科も低学年からあり、これも楽しかった。石を重りにした落下傘をとばすとか、虫眼鏡で火をつけるとか、青写真とか、冬の夜 家の外でアイスキャンディーを作ろうとか、高学年ではフナを解剖するとか。。。私個人は「生活」「総合」よりも楽しいと思うんだけども、安全性や衛生面ではできないこともあり、子ども達に得てほしい’力’も変わってきていますしね。

おっと、雑誌のハナシでした。

中学生になりますというと、「中一コース」なんていう学習雑誌に変えました。これも、勉強の仕方がわからなかった私にとっては、とてもいいガイドになりました。私自身は、塾にはついぞ行ったことありませんし。

時を経て、

我が子が小学生になったとき、かつての私と同じようにワクワクしてほしいなと「科学」をとってみました。その頃は、個々の家庭への販売システムに変わっていました。けども 我が子本人はあまりそういうことに興味がないようだったのですぐに辞めちゃいました。付録もプラスチック製になっていてそれこそオモチャのようで、私もあまりわくわくしなかったのです。

ちなみに、

小学生の頃、私が好きだった漫画誌は「少女フレンド」より「少女マーガレット」、「なかよし」より「りぼん」。
中学生の頃の愛読月刊誌は、「明星」より「平凡」でした~。
ま、これは、「自分で小遣い貯めて買いなさい」だったので、数か月に一度買うとか友達に見せてもらう(学校で!)とかでした。

やぁなつかしー。令和初日に、平成とびこえ昭和を語ってしまいました。(;´∀`)
どっとはらい。

2019年4月13日 (土)

「疲れないカラダの使い方図鑑」

無意識な動きには、未熟な幼少時に身につけた思い込みがあり、それによって筋肉が緊張し、疲れたりカラダの不調になったりする。こういう力をこの本は‘無駄力’と書かれています。

「疲れないカラダの使い方図鑑」Photo_5 Photo_5
イラスト中心の、面白い本でした。

無駄力から解放されるには、ただ脱力するのではなく、①カラダの構造を知って新しいイメージを持ち(頭の中のイメージを変え)②筋肉に頼らず骨でバランスを保つことが大切なのだそうです。

新しいカラダのイメージのうち、私がふむふむなるほどと思ったのは、背骨はお腹の真ん中にあるのだということ。
横からの骨格図も描かれてあり、なるほど背骨はカラダの中心部で上半身を支えているのでした。そう思って骨で立ち、台本を持つと、なんだかしっかりと立てている気がする。まぁ私の場合、それはすぐにいつものような不安定な姿勢となってしまいます。アタマの中のイメージを変え、カラダのくせ付けをしなきゃいけません。これも朗読の稽古のうちです。

また、本来のカラダの構造に即しながら、無駄な力を使わずに骨でバランスをとって立つと疲れない。筋肉に頼るのは、家に例えると、ワイヤーで補強しているのと同じ。バランスよく立てば、筋肉の緊張という無駄力は不要となり疲れにくいのだ、ということなのかな。

この本のもとになっているのは、アレクサンダー・テクニークというものなのだそう。100年前のオーストラリアの俳優アレクサンダーが、舞台上で声が出なくなったことがきっかけ。声が出なくなったのは、首の後ろの筋肉の緊張が声帯を圧迫するという、動きのクセなのだということに気づき、ことからこのテクニークが考案されたのだとか。

ふっと、何年か前に観た『炎の人』での、仲代達矢演じるゴッホ を思い出しました。

自宅や外出時でのしんどい動きをラクに変える方法も具体的でおもしろかったです。例えば、立ったまま靴下を履く・ドライヤーで髪を乾かす・ライブで立ちっぱなし・電車で揺られて立つなどなど。人間の関節は動くために設計されているため、どれかを固定すると連動性が途切れてバランス機能が低下するから、関節をゆるゆるにして圧力(電車の揺れなど)に逆らわないほうがラクなんだって。ほぉ~~~。

肩こり・声が通らない・無気力・イライラなどの不調や悩みをラクにする方法も、ありましたよ。

声が通らないのは、肺の大きさを勘違いしていて空気の出力量が少なくなっているのと、全体的に姿勢にゆがみがあるため、声がのどに引っかかってこもる傾向があるから。で、自分の身体はスターティングブロックであり、スターティングブロックであるカラダを支えにして声は前に出ていくとイメージすれば、カラダを前に傾けなくても声は出ていく。
なるほどちょっとイメージしてみよう、と読みをとめて声を出してみたりしました。

さ、明日はこの本を返却してきて、稽古します。うまく本番までに間に合うか、それが問題だー。

2018年12月 5日 (水)

『節約の9割は逆効果』

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___ 私達が節約と思ってやっていることの中には「節約」ではなく、「ムダ遣い」や「実は損」がたくさんある。

私にとっては(いや、多くの方にとってでもあるのだろうけど)生活に切実に直行しているこの‘節約’という言葉。  
興味深く読みました。

なんだって? 
「ムダ遣い」や「実は損」な節約ってなんだ?

読んでみまするに、

まず①。
「あっちの店よりこっちの店の方が安い!」と買いに走ることは、効果的には小さい。むむむ。
安いからついでにこれも買っておこうということが、ムダになることも多いとのこと。むむむむむ。
それから他には、パチパチと電灯を消して周ることなども。
えーーーっ?効果低い? 

いやいや。1円は、1万円の始まりです。低くても、効果は効果。と言うてるから私は金持ちになれないのかい? こういうのは、流動支出というのだそう。

それよりも、月々決まって支払っている支出を抑えることを考えた方がよいとのこと。例えば、新聞代・通信費・生命保険料・家賃・会費など。これを固定支出というのだそうだ。

お、これは私、この数年実行してきたことだよ。新聞・固定電話・デパートの友の会はやめた。車保険や生命保険や携帯電話&PC通信代も内容を検討しリーズナブルなものに変更した。 

それから②。
ポイント狙いのクレジット。
うん。やってるよ~。 ポイントでコンビニ菓子を買うのが楽しみ♪

これは、現金を払ってないので、お金がなくなっていくという実感が薄れがち。う~~~ん。心をオニにして、そして熟考して、要るモノだけしか注文してないつもりではありますが、ほんに、誘惑を感じることはあります。気をつけねば。

それからさらに、リボ払いは利子のつく借金と同じなので、ポイントよりも利子のことを先に計算すべきと。これはわかる。借金は損だ。金利の高低云々とかいうことじゃなくて、人にお金を借りる、ということが私はとても嫌なタチでして。。

さらに③。
「お得」にはいくつかのお得があり。短期のお得を追いすぎて長期のお得を失ってもダメだし、長期のお得と錯覚して短期のお得を犠牲にしてもダメ。
これは、生命保険等の見直し&高額医療費・現在未来の収入額とのかかわりとかも?

若い人達にとっての自己投資は、これから先の収入にもつながるから‘長期のお得’ですね。

「倹約」ではなく「賢約」をしましょう、と。

ふむ。 

汗水たらし、いろんな思いして得た些少のお金。
賢く使って賢く生きていきたいなぞと、今更ながらにおもいました。

       *『節約の9割は逆効果』 by 横山 光昭 (朝日新聞出版)

2018年9月24日 (月)

『西尾維新大辞展』

招待券をいただきました。180917_


『西尾維新大辞展』

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ぉ。 これ。地下鉄のつり広告で見たことある!

けど、にしおいしん、って? なんだ? 

名詞、だな。 誰かの名前か? 

もしかしたら‘平成’の次の元号が‘西尾’で、明治維新に匹敵するようなナニカが起こるということなのか?! 次の維新(新しい時代的ハプニング)への招待券、ってどーゆーことだぃ?

‘だいじてん’の‘てん’が‘展’だから、この招待券は展覧会の券なんだろう。

でー、にしおいしん、って?なんだぃ?

と、券をいただいたとき、頭の中でぐるぐるめぐった言葉。

.

西尾維新というのは人の名でした。小説家・漫画原作者・脚本家。

知ってました?私は知らんかった。私ってまぁなんて遅れていることでしょう。
ご本人やファンの方達には大変失礼なことで。。。

西尾維新という人のことついての言葉を‘あ’から順に並べ、作品(漫画本や映像)も紹介し説明してあるという展覧会なのでした。

自分に関す180916_る言葉を‘あ’から順に集めて並べるという発想が面白いなぁ。

中で見つけた言葉遊びとか、京都の街並みは実はQRコードだったのだとかいう発想が、仕事と用事と実家のルーティーンを回ってしまっていた私のアタマをすこし刺激しました。

京都の碁盤の目のような街並みを一部ぬりこんでいったらQRコードになる。
___碁盤目状の町は、宇宙人に向けたメッセージなのかも。QRコードならぬ京Rコードというわけよ。Rはレボリューションの頭文字。___
ナスカの地上絵みたいに?
この街並みができた時代に

そして、素敵に変身した三条通りなど、久しぶりに街中を歩くのも楽しい時間でした。180916__3


このところ、アタマがずーっとぼぉーっとしてたのは、毎日同じことをくりかえしてたからというのもあるんやな

2018年5月19日 (土)

『働く男』

大学卒業後、初めて勤めたのは情報処理の会社でした。 先日、同期入社し180511_2142
た者が集まっての飲み会に参加。 同期とはいえ年齢には若干のばらつきがあるので、まだあと数年働く者、退職後に同じその会社へ再雇用された者、あと数か月で退職の者(民間は誕生月が退社月なのだった)、主婦、他で働く者。 私は、最後の、他で働く者、ですね。

仕事の話、その情報処理会社の話、その飲み会に来てない同期や先輩や後輩の話、仕事の合間によく遊びに行ったよなあという話、それから、、、、年金の話、健康の話、親の話。

社会的な‘雇われ外貨(?)を稼ぐ’仕事に関して言えば、現職とリタイアの狭間世代です。厚生年金はなぜか開始時期に男女差があり、‘もらってるもらってない’のこれまた狭間世代です。

孫のいる人いない人。(生別死別で)独身の人結婚相手と住んでる人。子どもと一緒に住んでる人と子どもとは別に住んでる人。

あの入社から38年!

38年とは、百人百様なんていろんなことが人間の上を通りすぎていく時間なのでしょう。

いろんなことを経験することに価値があると思って生きてきた私ですが、日々ヘロヘロに疲弊してる今、こうやって今もあの会社で働いている同期の人達と会うと、38年も同じ職場で働き続けるということが本当に価値のあるすごいことだと実感。 私にはできなかったことです。 また、同じ相手とずっと一緒に住み続けるということのなかには、私には得られなかったものがあるように思います。

時を同じくして、1年半も前に図書館予約した『働く男』(星野 源)の順番がきました。 昼休み、本屋でこの本の‘はじめに’を目にして思わず予約したのが前々職のとき。建築審査の事務手伝いをしていた頃でした。

___働きたくない。
     働かないで済むのなら、仕事をせず、ずっと遊んでいたい。
                       
 『働く男』 by 星野 源 (文春文庫)

と書かれたこの本の‘はじめに’は、本屋の店頭で、私の気持ちと重なって、働きたくないという気持ちの対処方法を星野源が伝授してくれる本なのかなと思わせたのでした。まあ、読んでみたらばそんな実践本ではなかったのですけどね。(星野源の‘好き’がいっぱい詰まった本でした。) 

しかし、この‘はじめに’が私の気持ちと重なるというのは今も同じ。事務庶務仕事が特に好きなわけでもなく(嫌いでもないですが)、現在将来の生活を立ちゆかせるため中期任用仕事を渡り歩いておるのですからまぁ、そういう気持ちになってるのでしょう。

なんだか、働き続ける男たち・生き続ける仲間たちとの再会が、やっとやって来た『働く男』と妙にシンクロしてしまった数日でありました。

2017年1月29日 (日)

『コンビニ人間』

「こういうのって、男の本能に向いている仕事じゃないですよね。縄文時代からそ170129_3うじゃないですか。男は狩りに行って、女は家を守りながら木の実や野草を集めて帰りを待つ。こういう作業って、脳の仕組み的に、女が向いている仕事ですよね。」

「こんな小さな店の雇われ店長って、それ、負け組ですよね。底辺がいばってんじゃねぇよ、・・・ この店ってほんと底辺のやつらばっかですよね、コンビニなんてどこでもそうですけど、旦那の収入だけじゃやっていけない主婦に大した将来設計もないフリーター、大学生も、家庭教師みたいな割のいいバイトができない底辺大学生ばっかりだし、あとは出稼ぎの外国人、ホント、底辺ばっかりだ」

ぬぁあーんや、こいつ!
とムカつきながら読んだ一冊でした。ムカついてたおかげで、読むのが遅い私なのに数時間で読めました。

こんなことを言ってるのにコンビニで働いている白羽というヤツ。 わけわからん! 婚活のためにここで働いてるんだ、結婚すれば「結婚した方がいいよ」と‘叱られ’なくてすむから、とのたまいながら遅刻したり勤務中のレジでスマホのぞいてる。女性の、宅急便の住所を写メしたりしてクビニなった後も、つきまとってた女性を待ち伏せしたりする。 

いるんですよねぇ、今、私の職場にも、ここまでじゃないにしても妙なのが。私が廊下に出るたびソイツもやたらとトイレに行くなどしてすれ違う。貴重な休日、ソイツを思い出してしまった(ほとんどの方々は、前にも書いた通り、心優しい方達です)。

話もどって、主人公の古倉さん。 18年間コンビニアルバイトを続け、結婚もせず、正社員でもないアルバイト36歳。 「なぜなのか?」と聞かれ続け、カラダがヨワイからと言い訳を考える。それ以上追求されないための最短の言葉。 これはなんとなく同感できる気がするなぁ。 「なぜその歳で、大した貯金もないのに離婚し、正職につかずアルバイトなのか?」 と尋ねられたら、今までの*0年間の思いや生立ちを延々と語らねば、尋ねた相手に納得してもらえない気がする。読みながら、頭ン中はそこに通じていました。 

私は若い時から「みんなと同じ」とちょっと違うところを行くのが好きでして。。。 ‘ちょっと’というのが私の弱いところでして。。。 例えば、二十歳になったからといって着物着て成人式に出る必要はない、と、親が成人式の着物のために貯めたお金をもらい、ひと月あまりカナダ・アメリカ・メキシコの西海岸を周ったり。成人式にも出席せずにね。

‘みんなとおなじ’を‘幸せ’と勘違いしないようにしたい。 と、今も思ってる。 本当にそれで自分が幸せを感じられるのかと問い続けたい。 けどそれは、別の角度(人達)からみたら‘言い訳’になるのかもしれないなあ、白羽の言い訳と紙一重なのかもしれないなあ。‘みんなとおなじ’にしなかったために、周りの人間をたくさん傷つけてもいる。 

古倉さんは、女性を待ち伏せしてた白羽を自分のアパートへ連れていく。これは私にはできない(思いもつかない)。屋根と壁のある場所に居させてもらい、食べさせてもらってるのにもかかわらず白羽は考える。コンビニアルバイトじゃ僕を養えない、と。あろうことか、古倉さんに就活させようとするんだけど、話の最後で古倉さんが言った言葉にほっとしました。 

「私は人間である以上にコンビニ店員なんです。人間としていびつでも、たとえ食べていけなくてのたれ死んでも、そのことから逃れられないんです。私の細胞全部が、コンビニのために存在してるんです」

彼女の言う‘いびつな人間’とは、結婚もせず正社員でもないアルバイト36歳。みんなに「なぜ」と問われ続ける人間のことだと、私は受け取りました。大丈夫。あなたはいびつじゃない。それだけ一生懸命に仕事してるのだもの、野垂れ死になどしない。あなたは、コンビニのプロです。

と、自分にも言い聞かせて本を閉じました。

                 *「コンビニ人間」by村田沙耶香 (文藝春秋)

2017年1月22日 (日)

『脳で治す腰痛DVDブック』

「最近、筋肉痛が貼りついたみたに腰が重くて。。。」
と伝えると、職員の方々が相談の上、重い物を持つ仕事を手伝って下さることになりました。ありがたい。というよりも、面接時に確認のうえ就いた自分の仕事を全うできず、超多忙な職員の時間を奪ってるようでとても申し訳なかった一週間。

今の仕事は、EXCEL入力やファイリング等の事務補助の他に、3課90人分の湯茶(保温ポット5台&やかん2個&冷茶2個)を準備することや廃棄用紙(書類・古紙・古新聞紙・ダンボールetc.)を業者のトラックが来たらそこまで運び荷台に放り上げること、新しいコピー用紙(5〆入った箱が10~20箱)をこれまたトラックまで取りに行き収納場所に積み上げること、保存書類をまとめて地下倉庫まで運び積み上げることなど。これを2人で分担または一緒にやるのですが、全体の仕事の中で、けっこうこんな力仕事の割合が高いのです。しかも、もう一人の方の任期が年末までで、新しい方が見つからず、年明けからは一人でやっていました。 

できるつもりでいたんです。やる気満々だったんです

しかし、

身体は正直ですねぇ。もともと腰痛持ちだったのだけれど、やっぱりいつも以上に重くつらくなってしまいました。

ほんと、

身体は正直です。 一週間、力を貸してもらったら、ほんまにラクになりました。実感。 加えて、帰宅後のヘロヘロ疲労までマシになりました。 

タイミングよく、図書館で予約していた本『脳で治す腰痛DVDブック』と170122dvdうのが私の順番となり、借りて読みました。DVD付です。

この本によると、痛みの原因箇所(骨とか肉とか椎間板とか)が修復されても、脳内のDLPFCという箇所が疲弊していたら、神経の興奮が収まらず痛みを伝え続けるのだそう。病院で調べてもらって異常はなくても痛みはずっと続くのだとか。

脳内のDLPFCが疲弊する原因は、不安・恐怖などのストレス。 これは、今まで生きてきた経験とか性格とかで個人差がある。 ふむ。 痛くなったらどうしようと思うこと、そのことが脳内DLPFCを疲れさせ、本来の役目(鎮痛)を果たすことができなくなっているのだそうです。

痛みを取り除くには、
   ①なぜ痛みが続いているのかを知ること
   ②少しづつ体を動かすこと
   ③認知行動療法。病院の管理のもと、少しずつ動ける範囲を広げても大丈夫と認識していく療法。

ふむふむ。

新しいバイト仲間が決まったそうです。ほ。 整体にも行ったことだし、私も少しずつ動く範囲を広げ負荷を増やし、仕事を元に戻していきましょかねぇ。

2016年9月15日 (木)

『サラバ!』

去年11月、図書館に予約した「サラバ」。や・・・・・っと順番がきました。

「あなたが信じるものを誰かにきめさせてはいけないわ。」
と言った姉が信じたものは、私(自分)。 主人公の姉はさらに、

___ 私は、私を信じている。私が私でい続けたことを、信じているの。私はあなたを愛している。それは絶対に揺るがない。あなたを信じているからではない。あなたを愛している自分自身を信じているからよ。

‘あなたを愛している自分自身を信じている’。。。 なんて頼もしい言葉だろう!

話の終わりで主人公・歩が信じようと思ったものは、生きてきた時間。

___ 僕は、生きている。生きていることは、信じているということだ。僕が生きていることを、生き続けてゆくことを、僕が信じているということだ。

今までに出会った時間、出会った人、出会ったもののすべてを、僕たちは背負っている。 それは、大きな時間の化け物「サラバ」である。 サラバは、たくさんの言葉・時間・思いも孕んでいる。 河が流れるように、化け物は途絶えることがない。 だからサラバは、大好きな人とを別れさせ隔てもするけれど、また彼らに逢わせてもくれる。

「さようなら」「明日も会おう」「約束だぞ」「グッドラック」「ゴッドブレスユー」「俺たちはひとつだ」。いろんな思いを込めて、ナイル河畔でヤコブと言い続けた「サラバ」という言葉を、実は、今まで背負ってきたたくさんの思いを含んだ時間の化け物だったのだと思い至る歩。僕の神様はサラバだ、と。

___ 僕たちは、また会うだろう。また会う僕たちは、それぞれまた、大きな化け物を背負っていることだろう。僕たちが出会った時間、出会った人、出会ったもののすべてを。大きな大きな化け物を背負って、僕たちはまた、河の岸辺に、立つだろう。「サラバ!」 僕たちは、「サラバ」と共に、生きてゆく。

というところで、私はクライマックスを感じました。 今の私にとっては、とても力になる話でした。私もずっと自分を信じて生きてきたんやけどなぁ。ここにきて、こんなに生きてきて、迷走しています。 そやけど、だれも、家族のこと・友のこと・仕事のこと・お金のこと・・・・ ワクワクすることも理不尽なことも・・・生きてきた分だけ背負ってるんや。

さて、次の日曜は大学サークルのOB会。 4年に1度、オリンピックイヤーに会おうと決めています。 この時期になると、スマップの♪あれから 僕たちは なにかを信じてこれたかな♪という歌が頭のなかを流れます。 懐かしいだけじゃなく、お互いそれぞれたくさん背負ってきたひとりひとりの人間として、今の彼らといい時を持てたらいいなあ。 

                                  *「さらば」 by西加奈子

2016年3月22日 (火)

『スクラップ・アンド・ビルド』

先日、実家の父から聞いた。 お腹を触ったら膨らんだ大動脈がわかる、と言う。かたくて、心臓がお腹にあるみたいにドックンドックンしているそうだ。 痛みは無く、ただ触ったらわかる、と。それよりもつらいのは肺気腫のほうで、2階へ上がるのも息が切れて苦しいから、神戸の震災以来2階で寝ていたけど、最近は下で寝ることにしているとのこと。 移動の必須アイテムは、杖。

息が苦しいのも、もしかしたら大動脈が膨らんできてることと関係あるのかもしれないな。 病院で、いろんな管につながれ身動きできないままの長生きはしたくないと以前から知らされていたから、手術入院しないで天命にまかせて家で暮らしたほうがいろんなことまだまだできるで、と私から助言したのは1年半前。 はたして、それでよかったんだろうか? あのとき、手術していたら、父は今頃もっと楽に生活できて、颯爽と歩いていたのかもしれないなという思いがよぎるこの頃。160207_

『スクラップ・アンド・ビルド』を読んだ(「文芸春秋」で)。 健斗の祖父は「もうじいちゃんは死んだらよか」を繰り返す。 健斗はそんな祖父に、足し算の介護をしようとする、祖父の願いをかなえるため。 

本文の中から、

_____ 人間、骨折して身体を動かさなくなると、身体もアタマモあっという間にダメになる。筋肉も内臓も脳も神経も、すべて連動してるんだよ。過剰な足し算の介護で動きを奪って、全部いっぺんに弱らせることだ。使わない機能は衰えるから。

_____ 苦しみに耐え抜いた先にも死しか待っていない人たちの切なる願いを健康な者たちは理解しようとせず、苦しくてもそれでも生き続ける方がいいなどと、人生の先輩に対し紋切り型のセリフを言うしか能がない。・・・ 苦しんでいる老人に対し、”もっと生きて苦しめ”とうながすような体制派の言葉とは今まで以上に徹底的に闘おう

けれど、自宅の寝室で苦しんでる祖父を発見したとき、健斗は祖父を車に乗せて救急病院へ急ぐ。 別の場面(浴室でおぼれかけた後)で、祖父も「たすかった。死ぬところだった。」と言う。

私の両親は「死にたい」とは言わないし、頻繁に私が実家へ帰ったり世話やいた
りすると不機嫌になる。 彼らなりに、いろんなことを考え、娘にも心配かけず、明るく過ごそうと相談しているらしい。 1年半前の私の助言と父の決定は、よかったのか、わからない。 もしもの、最期かもしれないと思ったとき、私はどうするのか、わからない。 私は父にも母にも長く生きていてほしいけど、やはり生きながら長く病院で苦しい思いをしてほしくもない。 

避けていたことを、いろいろと考えさせられた話でした。 考えても、どうにもしようがないことなんでしょうけど、ね。 やっぱり‘そのとき’が来るのはこわいです。

             *『スクラップ・アンド・ビルド』 by 羽田 圭介

2016年2月17日 (水)

『火花』

図書館の予約順が来るのを待たんでも、『火花』読めるで。 私、『火花』の本は持ってへんのやけど『火花』を読める本は持ってる。貸したげよか? 

 

と言ってくれた友人がいて、その提案を喜んで! 彼女が宅急便で送ってくれた本、『火花』の本ではないけど 『火花』を読める本とは・・・・・・? なーんでしょ。 

 

はい。 9月発売の『文芸春秋』。 

 

届いたのが年末だったか年始だったか。 まとまった時間をとって落ち着いて160207__4
読もうと思ってるうちに日が過ぎ、やっとこさ。 きれいなまま保たれた『文芸春秋』だったから、極力丁寧に読んだ。 読む前に手を洗って、座って。 (たいがい家では寝転がって読む) 

 

漫才コンビ‘スパークス’の徳永が、漫才コンビ‘あほんだら’の神谷さんと、花火大会で出会うところから始まり、数年後___スパークスが解散し、神谷さんの行方がわからなくなって1年後___また同じ熱海でふたりして花火を見る日で終わる話。

神谷さんは理屈っぽい、と思う。 けれど神谷さんの言葉は深く、カッコいい。 

_____ 一つだけの基準をもって何かを図ろうとすると目がくらんでまうねん。たとえば、共感至上主義の奴達って気持ち悪いやん? 共感って確かに心地いいねんけど、共感の部分が最も目立つもので、飛び抜けて面白いものって皆無やもんな。阿呆でもわかるから、依存しやすい強い感覚ではあるんやけど、創作に携わる人間はどこかで卒業せなあかんやろ。他のもの一切見えへんようになるからな。

_____ 人を傷つける行為ってな一瞬は溜飲が下がるねん。でも、一瞬だけやねん。そこに安住している人間は、自分の状況はいいように変化することはないやん。他を落とすことによって、今の自分で安心するという、やり方やからな。その間、ずっと自分が成長する機会を失い続けてると思うねん。可哀想やと思わへん?あいつ等、被害者やで。俺な、あれ、ゆっくりな自殺に見えるねん。

ただ、神谷さんが‘面白いと思うこと’が、ちょっと私にはわからない。 考えて、つきつめた生き方 と 身をもって呈した‘面白さ’。

最後の方での徳永(作者?)の言葉も、いい。

_____ 必要がないことを長い時間かけてやり続けることは怖いだろう?一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。無駄なことを排除するということは、危険を回避するということだ。臆病でも、勘違いでも、救いようのない馬鹿でもいい、リスクだらけの舞台に立ち、常識を覆すことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ。それがわかっただけでもよかった。この長い月日をかけた無謀な挑戦によって、僕は自分の人生を得たのだと思う。

それから、私自身にも向けて読んだ言葉。

_____ 生きている限り、バッドエンドはない。 僕達はまだ途中だ。これから続きをやるのだ。

ちなみに、本日現在424位の図書館への『火花』予約は、取り消しました

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