ねはんえのえ
涅槃会というのは、お釈迦さまの亡くなった(涅槃の)日なのだそうです。初めて知った?というか初めて心にとめました。
その涅槃の様子を絵に描いたものが涅槃図。
わたしふうに言いますと、涅槃会の絵。
東福寺にそのでっかい絵があると聞いたので、見に行ってみることにしました。
〇十年前、毎日通っていた高校の隣にある、なつかしの東福寺。毎日そばを歩いて通ってなつかしさ満載なのに、じっくりと境内を歩いたのは初めてです。なんだか奈良のお寺に似ているなぁ。
息子が小さかった頃に一度行ったときはもう観光地になっていて、そりゃあもうあなた、人・ヒト・ひと! 橋の上は、いったい横何人隊列かという行列の一部になってぞろぞろうごめいて移動。橋が壊れないかと心配になったもんです。息子もあまりいい印象を持てなかったよう。周辺は観光バスオンパレード、でした。
今回はコロナのご時勢。閑散としておりました。高校生の頃のたたずまいに戻ったよう。私のように訪ねて来ている人達も、小声で話しておられましたし、どこもちゃんと両足を前後に出して歩けました。鳥たちの声や、木々が風にしなる音に、ああこの寺は山の一部にあったのだと再認できる静かさでした。
ところで、今回目当ての 涅槃図、
なんと修理中でした。( /_ ; )。
4~5年かけてなされているのだとかで、次にお目見えするのは再来年なのだそう。HPにお知らせが出ますから見てくださいね~~と、通天橋の受付のかた。
そうか。しゃあない。再来年また見に来ることにしましょうぞ。
この絵の下の方には、十二支達も居て、ずるいネズミが一番になった話のもとになった場面が描かれています。
ほうほう。。。読んだ(読み聞かせた)ことある話は、この絵からきていたのですね。
左の写真は、臥雲橋。
この橋は、境内の中にあるのだけれども、住民の方々の生活道でもあるところ。ただ「犬の散歩お断り」の表示があります(うちの近所もそうしたい!)。あちこち本当にきれいに掃除されてありました。この時は、おっちゃんが散歩途中のストレッチ?
右のが、通天橋。660円也。
橋はもうひとつ偃月(えんげつ)橋というのも渡ったのですけど、写真が消えてしまいました。 (*_*;
どの橋もいい風情。
周りの木々はおそらくほぼモミジで、紅葉の頃にこの橋を渡ると、赤黄の葉々の合間をふわふわ飛んでいるようなかんじになるのでしょう(観光ラッシュにならなければ)。
広くてすべて見て回れませんでしたが、時を贅沢につかわせてもらいました。
涅槃会写真とその情報を送ってくれた元同級生に感謝です。
帰りに、その友とも通った懐かしの母校(校門)もちらりと見てから、帰宅しました。
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