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2020年6月12日 (金)

後輩の死。

大学じゃり研後輩が、亡くなりました。1年ちょっと前にステージ4と告知された癌でした。

昨年初冬、会いたい人に順に会いに行ってるんです、と私のところにも訪ねてきてくれた彼女。自身が大変なのに、そんなことないかのように一緒に介護の話やら蜜柑の保存法の話やらを続けました。彼女の病気の話も、避けずに自然と淡々と。強い人だなぁと思ったことでした。あんな時に私の話も聞いてもらって、感謝の思いでいっぱいです。あの時いただいた「ひめじひねポン」、食べた感想も、彼女に伝えられてよかった。

同期(私達より1年下)OB会、いつもの秋だともうみんなに会えないかもと、自ら幹事を名乗り出て今冬に実施した彼女。その前向きな行動力。彼女が、なつかしい多勢といい時間を過ごせてよかった。みんながなつかしい彼女と会えて話せて笑えてよかった。

朗読会「小川未明World」が延期になったと伝えたら、なんだか元気だからこの分だと1年先でも観に行けますよ~、と返信をくれた彼女。本当に、彼女にもダメ出ししてもらいたかったなぁ。観に行きたいと思ってくれてありがとう。その思いが、励みになります。がんばります。

告別式。

式の進行する時間。

花に埋もれたあの中に、彼女が、彼女の身体はあるのだけれど、でも彼女はもういないのか?ほんとはどこに居るんだろうなどと、へんなことを頭によぎらせながら、同じ空間・時間を彼女と過ごしました。ありきたりだけれど、彼女は私の心の中に今までと同じように、居る。たくさんの他の人達の中にも、居る。ということは、彼女は、見えないけれど増えたということだなぁ。

柩の中の彼女の顔。薄化粧のその顔は、生き方とマッチしてとても彼女らしいなあと、今生の最期の別れの時にふさわしくないことを、思ったことでした。

ブログは5月20日で途切れたけれど、ギリギリまで仕事をし、友と会い、治療や薬は最後の鎮痛・鎮静剤の投与まで自分の意思を反映したと聞きました。まさに、死に方は、行き方。怖かったり痛かったり苦しかったりという心のゆらぎを置いて、自分でプロデュース(?)し終えたという強さと周りへの優しさを、私は、少しでも吸収させてもらえればと思います。

もしかしたら、明日に私も行くかもしれない道だからこそ、私も一日一日をかみしめて暮らしたいという思いを、あらためてひきだしてくれた彼女でした。20200612

今日ね、2カ月と3週間ぶりに京都府から出たよ。瀬戸内海も見えたよ。
と、心で彼女に語りかけながら帰ってきました。
彼女が斎場にいる頃、
空の雲が晴れました。

 

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コメント

チヌ太郎さんへ_____。

ご病気とわかっていたとは言え、ふ・・・・・っといなくなってしまわれることは非情です。
彼女の心を、どんな思いが駆け巡っていったのだろうと、いたたまれない気持ち。
私も、彼女を忘れません。

私は告別式は仕事が詰まっていて行けませんでしたのでお通夜でお別れをしてきました。
仕事の最中にちょっと時間が空いてボヤッとしたら、じわっと悲しみが襲ってきます。

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