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2020年1月 3日 (金)

『夜 行』

「夜」つながりで何気なく借りたこの本。ページをめくってみればなんと地元の叡電始発・出町柳駅から始まっていました。2019_20200103162801 出町柳に、かつて一緒に英会話を習っていた仲間が集まるんです。写真は今の出町柳駅。

ほうほう。こんな話があったとは。
文章のなかに、電車が向こうの景色にすい込まれていく、みたいな表現も出てきました。私もそういう気がして電車を見送る時もあります。そういうふうに感じてた人が他にもいて、その人が書いた本があるとは。
私もず・・・っと前に英会話教室仲間がいて、教室以外でもよく集まっていたから、そこも近しいというか興味を深く持ちました。

『夜行』のなかの英会話仲間は6人いたんやって。で、10年前に6人で鞍馬の火祭りへ行った。その時、長谷川さんという人がひとり行方不明となりついに見つからないまま10年。久しぶりに残る5人で鞍馬へ行こうということになり、出町柳で待ち合わせしたという始まり。

鞍馬の旅館に着いて、5人がそれぞれ、この10年で旅した話をするんや。尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡。。。それがみな不思議な話でな、岸田道生の連作銅版画「夜行」がそれぞれ出てくる。暗い夜がずっと続くような画。そやしこの本の題名は『夜行』なんやわなKimg03212

でな、話してるうちに、そや、火祭りを見に来てたんやということで、5人で外に出た。そしたら、
そしたらや、ここからやで、
語り手である自分(大橋さん)は他の4人からはぐれてしもた。旅館に電話してみたら「今日はそんな予約ははいってません」とのこと! え?! どーゆーこっちゃ、と思ったのかどうか、大橋さんは他の4人に電話してみる。そらそやわな。私やっても、そうするわ。

そしたら電話に出た仲間の反応がおかしい。びっくりしてるみたいなんや。この本、返却してしもたし、詳しい表記はわすれたんやけど、
「ほんまに大橋さん?!」とか「今までどこにいた?!」とか。

そのうちの一人と会うてみたら、、ら、、、、なんと、あれから行方不明になっていたのは自分(大橋)だと皆言うんや。
不思議やろう? 
で、長谷川さんもあれからずっと生きて京都にいて、銅板画家である岸田道生といっしょに住んでいる。岸田道生の連作は「曙光」という希望に満ちたような明るい画。

不思議やろう? パラレルワールドや。世にも不思議な物語やん。

で思ったんや。今、私が生きている、生きてきたこの世界のほかに、私が生きている別の世界があるんやろか、って。そしたら、いつどのポイントでこっちへ来てるんやろう。むこうでは私はずっと独身なんやろか?日本にいるんやろか? 別の世界は、ひとつやろか? 私は、ヒトやろか?

小学生の頃、真剣に考えたことがあったのを思い出しました。
笑わんといてや。
あんな、「私は、人間だと思い込んでいる微生物みたいな小さいもんなんとちゃうか」と。
で、友達に聞いてみてん。わからん、というから、友達引き連れて職員室にいる先生に聞きにいってん。そしたら先生がたに、「まーゆっくり考えてみたら?」とかなんとかごまかされて追い払われた気ぃする。先生も、忙しいのに、ドン引きやったたろなぁ。怒られんですんで、よかったわ。

とまあ、こんなふうなことを徒然と時間かけて思いめぐらせられるのも、平穏無事な証拠。ありがたいことです。

                         *『夜行』by森見 登美彦

 

 

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