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聞こえのサポーター養成講座

聞こえのサポーターって、なんやろう。
というごくシンプルな思いで、この講座に参加してみました。

私は、たまの練習ですが、声という音を使って朗読していますが、それに関係あるのかどうか。「聞く」という動詞に反応してしまったのでした。

「聞こえのサポーター」というのは、聞こえない方達・聞こえにくい方達も聞こえる私達も共に生活できるような心を持って実際にサポートする者、なのではないかと、私なりにですが理解して帰ってきました。

 

講師の方は、生まれた時すでに音がなかった方。

まずは講話。視覚に関しては皆「視力1.2」などと自分の力を覚えているし言えるのだけれど、聴覚に関しては自分の聴力が何デシベルかを気に留め覚えている人は少ない、という話から始まり、聞こえないといっても人さまざまであること、先日のように大きな地震で自分の乗っている電車が止まったとき何が起こっているのかスマホがない場合なにもわからず周りの人に尋ねるのに勇気がいる者が多いなど。 手話で話されるのを、担当の方が声で説明してくださいました。

また、生まれたときから聞こえない者には、音・声というものの概念ははっきりとはわからない、さらに声が高いとか低いとかもイメージを持ちにくいとおっしゃっていました。

じゃあ、聞こえない方にとっての朗読とは? 
話の内容は、見えるなら読んでわかる。でもそれは読書です。話者がどんな思い・イメージを持ってその話を伝えようとしているのかは、、、? 話者の表情・目線も見なくちゃ、字(文章)も読まなくちゃということになるのだろうか。 (ぁ。言うときます。私は、声で思いやイメージを伝える力はまだありません。頭で考えてただけです。(^-^;)。) 

講話の次は、実践。 コミュニケーションの仕方にもいろいろあることを聞いた後、そのひとつである手話を少し教えてもらい、隣に座ってる方と。それから、「聞こえない」体験。厳重に耳栓をして、その上からかけたヘッドフォンからはボリューム大の雑音のなか、グループの話の中に居るという体験。 大勢の会話が進んでいく中、自分だけ聞こえなかったら、どんなことで困るか、どう心が動くか。

この講座で、大きくみっつ、得たことがあります。

ひとつ。

口話では、母音しかわからないのだという、ちょっと考えてみればわかることが、私は今まで気づかなかったのだということ。今まで私は、聞こえなくても手話が苦手な人もいるのだろうし、口話で伝わるのなら口話でいいじゃないかと思っていました。

実際、何十年か前クラスの子に口話で伝えていましたし、職員研修でも「あなたの口話はわかりやすい」とその時の講師の方に言うていただき気をよくしていました。けれど、何の話をしているかとか行動の指示とかはあらかたわかるけれど、具体的な言葉・内容は母音だけではやはり無理だったのでした。

楽しい話をしているというのはわかります。みんな楽しそうだし、聞こえない私にも向いて話をし笑顔をむけてくれるので、私も楽しくなりました。で、聞こえない私が居るということでもありジェスチャーも入れて話していたので「あ。趣味のこと話してるんだな。」とか「食べたものの話だな。」とかもわかりました。

でも、ゴーヤを食べたと思っていたその人に「ゴーヤを食べたの?」と相槌をうとうとしても「ちゃうちゃう。」と言うんです。何回かそのやりとり。研修じゃなく実際なら書くことで伝えるのでしょうね。で、その方は何を食べたのだと思います

餃子、でした。

 

GOYA と GYOZA。 ともに口のカタチは O-A。
あと、一時と七時・卵と煙草・佐藤さんと加藤さんなど。なるほど。

 

ふたつ。

 

コミュニケーションというのは、聞いて内容がワカルことだけじゃないのだという、これもちょっと考えてみればわかったはずのことなのでした。自分たちの話の内容や今の状況の説明を伝えるだけでは、その人は会話に入ったとは言わない。

 

ぁ、食べたものの話をしてるんだ、この人はゴーヤ食べたのかなと思ってその次は、私はきのう味噌鍋を食べたとみんなに言いたい。聞いてもらいたい。そういう返しもあってこそのコミュニケーションなのだと。

 

みっつ。

声・手話・動作・口話、そして筆談さえも、表情・目線・動作(ジェスチャー)はとても大切なのだということ。誰が相手でもどんな時でも大切だと、これもわかってはいるのですけれど、今の私にとっての課題でもあります。疲れてきたりすると、焦点をぼやかして、声だけでなんとかしようとしてしまいます。朗読にも生かせるかな。181118__2





講座の終わりに「聞こえのサポーター認定証」なるものをいただきましたが、、、
もらっていいのか?
私が、もらっていいのか? 

 

これからも、今日得たことをいろんな場で生かせたらいいなぁ。

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コメント

pegaさんへ_____。

スマホかぁ。便利なようですね。
やっぱ要るかなぁ。
話した言葉を即座に書き言葉に画面に表す、っていうアプリはあるのかな。
話した言葉を即、他国語に音声化するっていうのはあるみたいだけども。
でも、うんうん。
ケンカとか冗談の掛け合いとか、そういうことをどちらもわかって交わし合えるっていうのが、結局は信頼関係を持つうえでとても大事なのだと、いまさらながらに思います

とりあえず、あきらめずに伝えようと思う気持ちが大事であって、手話はそのひとつの手段にすぎないと思っています。もちろん筆談も。
難しいことは紙(あとスマホ)で、簡単なことはジェスチャーかなあ。

高齢の方だと、筆談できない方もいらっしゃいます(学校がなかったり、行かせてもらえなかったり…)。そして、昔の聾学校は、口話しか教えてなかったので、手話のできない方もいらっしゃいます。また、手話にも方言があったりしますし。
手話通訳している人でも、手話で本気のケンカが始まると、「何が何やらわからない」と言ってましたし。
でも、仕事上、何か説明が必要なときは困るかもしれないですね…。

pegaさんへ_____。

基礎の基礎でも使えるなら素敵だし相手も安心できる、と思います。

実際、1対1なら、私は筆談が主になるのででしょう。
でも、1対1を何度も繰り返さねばならない仕事だったり、紙がぬれる場所だったりすると、、、
手話+ジェスチャーなのでしょうか?

私は、手話を基礎の基礎だけ知ってます。
でも、それだと、私の伝えたいことは、なんとか伝えられても、「相手の言いたいことがわからない」んですよね(-"-)
それでも、仕事で直面するような相手の「生理的欲求」は、身振り手振りで、なんとかわかります。だけど、雑談とか、冗談は、わからない。申し訳ないなと思っていますが、今の私の限界です…。

飛鳥井かゞり先生へ_____。

ジョブパークというところが就活の一環として開いている講座なんです。数年前に登録したのでそれで。。。
「基礎から鍛える発声と表情」なんていうのもあったんですが、見つけたときにはもう終わってました

けど今回のも、得るもの大でした。

素敵な講座! 私も参加してみたいです(=^ェ^=)

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