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2012年8月11日 (土)

『石のきもち』

ひさしぶりのお話会です。 

『石のきもち』。 今回、この本は読まなかったのだけれど、じっくり話を私にしみこませたいなあと思って借りてきました。

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ぼくは 石。

ずっと昔からこの森にいる。

ここでは毎日いろんなことがおきるんだ。

Photo

キツネがやってきた。

イタチったら、くやしまぎれに おならいっぱつ。 

くさいのなんの。 

石にしみいるイタチのおなら。 

ぼくは逃げるわけにはいかないの。

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ずっとむかし、

大きな山火事があった。

なんにちも なんにちも

どうぶつ達は逃げまどった。

どこにも行けないぼくは、あつくてひびわれしそうだったよ。

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Photo_3.

もっとむかし、

オオカミのおかあさんが 子どもを亡くしたことがあった。

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おかあさん、

ぼくのことをずっとかかえていたよ。

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Photo_4.

もっともっと、もっとむかし、

おなかをすかせた恐竜が 

なにかのたまごと間違えて、ガブリ! 

ぼくにかみついたこともあった。

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でも、残念ながら ぼくは 石あたまなんだよね。

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Photo_5.

おや、まただれか おいでなすった。 

お昼の散歩は くまじいさん。 

ここに来てかならずぼくにこしかける。 

いつも遠くを見ている。 

なにを見てるのかねぇ・・・、

おもいぜ。

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Photo_6夜ぐらいはしずかにしてくれよ、ネズミくんたち。 

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それにしてもお月さん、

きみとはながいつきあいだね。 

おやすみ・・・。

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それから、

なんかいも なんかいも 朝がきて、 夜がきて、 いちにち いちにちがすぎていった。

なんねんも なんねんも、すぎていった。

うれしいこと かなしいこと、

いろんなことが  ぼくのうえを すぎていった。

Photo_7.

そしてまた、 新しい朝がきた。

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ちょんまげカブト。

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.

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Photo_8.

あっ。

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もどってくるさ、 きっと。 

ここはみんなのうちだから。

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  *『石のきもち』 by 村上康成 (発行:ひさかたチャイルド)

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朗読・語り・劇」カテゴリの記事

コメント

ゆめこさんへ_____。

おおきな話でしょ? なんだか私はほっとしました。 今の自分を大きく眺めたら、時の流れの中でゆるゆると流れてるだけなんだ、って。

投稿: 風 | 2012年8月14日 (火) 23時15分

すいません、すいかの漬け物、ずーっと下にカーソルを動かしたら、でてきました。失礼しました。

投稿: ゆめこ | 2012年8月13日 (月) 17時41分

時が流れても、それを見続け在り続けるものがある。優しさを感じる良いお話ですね。

ところで、すいかの皮のおつけものの話が、なぜか出ません。どうかしたのかな。

投稿: ゆめこ | 2012年8月13日 (月) 17時37分

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