« 24時間心電図 | トップページ | 『椿と花水木』 »

2012年6月24日 (日)

ひえい噺

【その壱・足折れバンビ】Photo

 春は比叡の動物達も出産時期。 生まれたばかりのバンビが線路わきの側溝に落ちていました。 まだ目も見えてないようでした。 落ちた時に足を折ったらしく、母鹿といっしょに山の木々の中へ帰れなかったのでしょう。 もう蠅がたくさんたかり、烏も集まってきていました。 観光地ですから、そのままにしておくこともできず、足折れバンビを他の場所へと移動させました。 
 それから数日、母鹿と足折れバンビの兄弟、2頭連れは、山の上から下りてきては線路を渡り、線路を渡っては山上の木々の中へもどり。。。 鹿も、親子の情はあるのですね。  
 鹿は、生まれたばかりの子を連れて移動することはないのだそうですが、野犬などに狙われると、出産した場所を動くこともあると聞きました。 なんともなぁ。 かわいそうだけど、よくある話だそうで、発見するたびに忙しい中・人手のない中、山からおろして医者へ連れていくこともできません。 なんともなぁ。
 食物連鎖? 自然界の弱肉強食? しかたがないかも。。。。。。。。。

.

【その弐・ハガシホンゲンジ】

 私もそうですが、外国語を学ぶというのは難しいもので、時折ヘンな言葉を発音してしまっていたりなんかします。 本国の人が聞いたらなんとも摩訶不思議な言葉なのですが、言ってる本人は覚えたつもりの言葉をいたって真面目に言い、伝えようとしているのです。
 どこの国から来られたのか、ある方に尋ねられました。
「ハガシホンゲンジに行くには、ここからどうやって行けばいいですか?」
ハガシホンゲンジ? 
ハガシホンゲンジ、ですか?
「そうです。お寺です。」
 さてみなさん、これはどこだかわかります?
正解は、ヒガシホンガンジ、東本願寺です。 母音と子音の組み合わせがごっちゃになっちゃったんですよね。 
 ちなみに私もよくあります。しかも日本語で。 タカマシヤ、とか。。。。

.

【その参・ナマです】

 私にとって、猿はウチに不法侵入してくる不埒なヤカラでしかないのですが、お客様は、山の中で猿を見かけると喜ばれる方が多いです。
 「あーーーっ、猿だ! 猿!猿!」
「え? どこどこーーーっ? わ、ほんとだーーー。すご~い。」
と、ここで私を振りかえり、
「この猿、この山で飼ってるんですかぁ?」
思わず私はこう答えてしまった。
「いえっ、ナマです。」
と。 ナマはおかしかったよなぁ、ナマは。言うなら、野生です、だったよなぁ。と、反省していると、
「へーーーぇ! そうかあ。ナマかあ。」
 バレずに済んだ わたしの日本語

.

【その四・責任者よんでこい!】

 京都側の比叡山は、ケーブルカーで7合目まで上り、ロープウェイに乗りついで山頂まで行きます。天候により、運行を見合わせることがあります。 
 先日は雷のためロープウェイが運行見合わせとなり、山頂で1時間もお待たせしてしまったお客様方がおられました。雷もおさまったので7合目のケーブル駅まで下りてこられたところ、ケーブルカー発車まであと10分。すると、お客様方の怒りが爆発!
「山頂で1時間も待たせたあげく、またここでも待たせるのかっ! 責任者を呼んでこいっ!」
申し訳ございません。責任者は、山下の駅におります。
「いま、すぐ、ここまで、責任者を上ってこさせろ!」
上ってくるケーブルカーも同時発車ですので(ケーブルカーは上り車両と下り車両がケーブル線でつながっているから)、10分後に発車です。
「それで来させろっ!」
けれどそのケーブルカーにお客様が乗車されるのですから行き違いになるのではないかと・・・・・。
「だったら、歩いて来させろっ!」
それでしたら2時間ぐらいかかると思いますが。。。。。。 
 と、言ってる間に10分経過してケーブルカーも発車。 無事、山の麓へ到着いたしました。 

.

【その五】 その五、があったんだけどなぁ、もひとつの噺。4つ書いてるうちに忘れちまった~ぃ。 思いだしたらまた書きますね。 ちなみにこの噺たち、人づてに聞いたものもあります、あしからず

|

« 24時間心電図 | トップページ | 『椿と花水木』 »

Mt. Hiei 」カテゴリの記事

コメント

ゆめこさんへ_____。

先日、ナマ猿に威嚇されました。めっちゃこわかった!!
飲み物自販機のゴミ箱にねじこんであったコンビニごみを、ナマ猿があらしていたのです、山の7合目で! ゴミは持ち帰ってほしいです~。

投稿: 風 | 2012年6月30日 (土) 20時59分

バンビちゃんは、結局助からなかったのかなぁ。

心が痛みますね。自然の営みだから仕方がないのかなぁ。

猿は、我が家にも一度きました。

やはり動物園で安全にみるのが一番です。

なまの猿は怖いですよね。

投稿: ゆめこ | 2012年6月29日 (金) 23時40分

ところんさんへ_____。

私もやはり、ナマ猿よりもナマ
これからの季節、必需品ですよねぇ。
ところで、今日も鹿の母子は、目の前の線路を横切っていきました。この2頭、ひいてしまいそうでドキドキですー

投稿: 風 | 2012年6月25日 (月) 22時53分

バンビちゃんかわいそうな。。。
自然界は厳しくもありな世界ですもんね。
人間界もまた同じで。
いろんな方がおりますね。
いろんなこともおこりますね。
難しや~ですね
まぁなるべく笑って過ごせる方向でいきたいもんです
あたしはやっぱりナマ猿よりこっちのナマかな→

投稿: ところん | 2012年6月24日 (日) 19時16分

チヌ太郎さんへ_____。

楽しんでいただけて、ありがとさんです。
やっぱオカシイですよねぇ。
先輩アテンダントがいなくてよかったです。きっと「日本語としてオカシイ!」と、長々のご指摘があったでしょうから。。

投稿: 風 | 2012年6月24日 (日) 14時12分

ヒロさんへ_____。

我侭な人間も、一生懸命生きている。
そうか。
そう思うと楽になりますね。
ヤな奴も、一生懸命生きている、っと。

投稿: 風 | 2012年6月24日 (日) 14時10分

ナ、ナマですか。

わかりやすい表現ですが、思わず吹き出してしまいました。


投稿: チヌ太郎 | 2012年6月24日 (日) 13時44分

どの噺も興味深く読みました
色々なことがあるもんですね~
動物たちも一生懸命生きている
我侭な人間も一生懸命生きている・・・?

投稿: ヒロ | 2012年6月24日 (日) 07時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 24時間心電図 | トップページ | 『椿と花水木』 »