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2012年1月 1日 (日)

ぴかぴかの恩返し

むかしむかし。

半年ほどむかし。

女が暗がりで言うたんじゃ。

彼女達を、ぐつぐつ煮るのですよ。 ぐつぐつぐつぐつ・・・・。 そして、決して中を見てはなりません。 彼女達がどうなったのかと、さぞかしとちゅうで気になることでしょう。 けれど、とちゅうで気になっても、けっしてフタを開けて見てはなりません。 冷めるまで待つのです。 フタを開けるのは冷めてから。 冷めてからですよ。 誘惑に負けてとちゅうでフタを開けてしまったら、彼女達は身体じゅうがシワだらけに小さく縮んでしまうでありましょう。

と。

半年後の昨日。 私は女の言いつけを守り、彼女達を鍋で煮た。

ぐつぐつぐつぐつ、ぐつぐつぐつぐつ。 鍋からは湯気がたち、部屋には独特の匂いがこもる。 開けて見たかった。 彼女達は、灼熱の鍋の中でいったいどうなってしまったのだろう。 しかし私は耐えた。 ここが肝心。 ここが肝心である。冷めるまで、時の経つのがもどかしい。 そしてついに、鍋はしっかりその温度を下げ、私はいよいよフタに手をかけた。 どうなっているのか、彼女達。 

そろりとフタを開ける。

そこには、ぴかぴかに光っている美味しそうな彼女達がなべ底に並んでいた。 

成功だ! 黒豆煮。 2012

彼女達とは、丹波の黒豆。 女とは、半年前の同僚。 暗がりとは、職場の片隅。 節電対策で、昼休みは照明が切られていたのだー。

おいしそうにできたことshine。 ぴかぴかな紫がかった黒い豆。 初挑戦。 おせちの黒豆煮。

・・・・・と思いきやっ、

下の方の豆に、シワがひと筋!

あの一瞬がいけなかったのかっ。

じつは、一度だけ、開けてしまった、鍋のフタ。 あの一瞬が、彼女にシワをつくってしまったのだぁ。 彼女は言った。

「見たなあ2012_2sign04sign04sign04。しかし、こんどばかりはゆるしてやろう。 私の仲間があま~く煮えた恩返しだそうじゃよ。ふっふっふ。」 

【 マメ知識】 黒豆を煮るとき、熱いうちにフタを開けてしまうと、鍋の中の温度が急に下って、豆にシワができるのだそうですよ。

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コメント

ゆめさんへ___。

ありがとう!
でも私のは、うちで食べるだけだからね。 実家は実家で買うし。 だから、食事作りを楽しめるのかもしれませんねぇ。

おいしそうです!
先輩のおせちはなんだかおしゃれ!

私は、いかにも昔ながらのおせちを作っています。

ヒロさんへ_____。

30年前に お父さんに会えたらよかった! 残念。戦時中の軍隊だと、道具も設備も今より少なかったでしょうに、それはさらにすごいと思いますpaper

父はもう30年前に亡くなりました(歳がバレそー^^;
たぶん戦時中に軍隊で覚えたんでしょう。

おひるねおかんさんへ___。

そっかー。豆はマメに暮らす、だったんだね。
マメに暮らすのも幸せだけれど、ゴーカイに暮らすのも魅力的shine。 
来年は、貝を5個、おせちに入れよう。
五個の貝、ごのかい、ごーかい。
なーーーーーんちゃってsweat01

ヒロさんへ___。

お父さんは、豆煮づくりがお得意ですかぁ。
食べてみたい、その豆煮note
うまく作る秘訣も聞いてみたい気がしますぅ。

うふふ
おいしそうな
黒豆ですやん。
今年も
マメに暮らせそうですね。

おかんは
義母のおせち 食べにいきま~すheart

うわー!ぴっかぴっかのおいしそうな黒豆ですねー!
豆をきれいに煮るのって意外と難しいんですよね。
子供のころうちでは豆を煮るのが一番上手だったのは、なぜか父でした(o^-^o)

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