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2010年8月 7日 (土)

つるつるの恩返し

むかし。

あるところに、与平という男が住んでいました。 与平は働き者で正直者でした。 

雪の降るある日、仕事場へ行こうとチャリを走らせておりますと、川の淵で一羽の鶴がワナにかかってもがいておりました。 動けば動くほどワナは鶴を締めつけます。 男はとてもかわいそうに思いました。

「じっとしていなさい。 いま助けてやるからなあ。」

助けてやると、鶴は山に飛んでいきました。 

しばらくたったある晩。 男が仕事から帰ってきて家でビールなんぞ飲んでおりますと、 玄関ドアをたたく音がしました。 

「こんな夜更けにだれだろう。」

男がドアを開けますと、美しく若そうな女が立っていました。

「雪が深くて道に迷ってしまいました。 バスも電車も最終過ぎてしまったことですし。。。どうかひと晩泊めていただけないでしょうか。」

「ご覧の通り質素な家ですが、よろしかったらどうぞ。」

次の日も、また次の日も雪が降り続きました。 何日かたったある日、美しく若そうな女は 男に言いました。

「私は布を織りたいと思いますrock。 糸を買ってきてくれませんか?」

男はさっそく糸を買ってきました。布を織り始めるとき、美しく若そうな女はこう言いました。

「布を織っているあいだは、け・・・・・・・・・・・・・っして部屋をのぞかないでください。」

「わかりましたよ。けっしてのぞきませんよ。すばらしい布を織ってくださいね。」

若そうな女は部屋に閉じこもり一日中布を織り始めました。 夜になっても出てきません。 次の日もまたその次の日も、若そうな女は布を織り続けました。男は正直ものでしたから、女との約束を守り、布を織る音をただ聞いていました。

                    ≪眠くなったのでつづくsleepy

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