「食べちゃいたい」
芸術センターというのは、もともとあった小学校を利用した建物。 油引きの匂いのするなんとも懐かしいところ、タイムスリップ出来るところです。
きっと昔は教室だったんだろうなあ・・・・という部屋に、何かの劇で使った舞台セットが置かれてある場所。 そこで佐野洋子作「食べちゃいたい」の朗読。 話が進むにつれ、denさん持ち込みの食器を裏返すと、なかからいろんな野菜がこれまた話に合わせて出てきました。
昔の学校。 舞台設定。 小物。 視覚的にも楽しめる、なんともわくわくする新しい試みです。 表現としては‘芝居’するのではなく‘朗読’するのだけれど、その場の空気を話者がちょこっと変えるという。。。
耳で聴くことができれば‘朗読’は楽しめる。 その朗読を、観客の前でするというのは、どういうことなんだろう、といつも思います。 生の声を聴けるということがその魅力なんだという方もおられます。 でも、せっかく目の前に舞台なり読み手エリアがあるのだから、それを楽しむための手立てにしないのはもったいない気もしています。でも、‘芝居’じゃない。
そこらへんで、いつも頭ン中がもつれた刺繍糸みたいになります。 むずかしいです。
‘京みつ’の仲間が数人来ていたので、denさん朗読の後、お茶しました。 同じ建物内の廊下づたいにある喫茶店、きっと昔は教室だったんだろうなあ・・・という喫茶店で。
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そうか。 完全に自己プロデュースだったのですね。 それは、私には無理かも。 アイデアがワンパターンだし。。。
投稿: 風 | 2010年5月 7日 (金) 22時18分
拙い朗読をお聞きいただきありがとうございました。なんだか同窓会みたいにもなったようです。風さんが言うようにホント難しい…実はこんなことを仕掛けている時が一番楽しいんです。朗読はみんなの眼と耳が話し手に集中するので、テンションを維持するのが大変でした。複数人の中の朗読会ではなく、完全にピンでするのは始めてだったのでいい経験になりました。舞台美術の上でするチャンスなどおそらく無いでしょう。来月の風さんの朗読、楽しみにしてます!
投稿: den | 2010年5月 7日 (金) 07時46分
ま・まあ。 ちょっとばかし。。。
こういうところで漫談聞くのも‘おつ’かも。
投稿: 風 | 2010年5月 6日 (木) 21時59分
綾小路きみ麻呂の漫談に
「女房も昔は可愛かった。
食べちゃいたいくらい可愛かった。
・・・・・あん時食べときゃ良かった。」
と言うのがありますが、それではなかったようですね。
投稿: チヌ太郎 | 2010年5月 6日 (木) 19時14分