「茶釜狸、秋の夜長に大和屋善四郎に遭ふこと」
あの小屋(?)は、座席や舞台の位置を変えられるんですねえ。 以前に見に行ったときと見る場所が違っていました。 自在に空間を造れるっていい。 で、客の目線が上から来るっていうのは、どんな気分なんだろう。 テンノカミサマに見降ろされている感じ?
ところでこの長い題のお芝居。 あんまり題が長いもんだから、チケット買う時、「狸の券、ください。」なんて。
寺男(人間)に化けたまま、そのまま長いこと生きていた狸の話。 次は、秀吉だったか千利休だったかの茶釜にならなきゃいけなくなった。 茶釜になってしまったらもう、考えることも思い出すことも食べることもできなくなる。 ということで、狸が悩んだり悲しんだり決心したりするわけです。
すごいですよねえ、ひとり芝居っていうのは。 1時間とちょっと、ほとんどひとりで演じるわけだから、もちろんそのセリフは長いよ~~。 どれだけの稽古をつめば、あれ全部を覚えられるんだろうか。 それに、あの場の空気をひとりで吸い込まなきゃいけないプレッシャーなんていうのは ないんだろうか。 音のない‘場’もあるわけで、 それを‘たえる’のは、たいへんだ。
と、思うのは素人だからかー?
2月朗読劇の稽古も10月から始まることに。 いろんな朗読やお芝居やワークショップに 行けば行くほど、 その深さにため息。 けどもやっぱり楽しみだー。
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