ルポ・乳がん検査
「悪性ではないとは思うんですけど、念のため検査しときましょう。」
というお医者さまのセリフを聞いたのは、今回で4度目でした。 最初は甲状腺で、次は乳。 って言い方ヘンやなあ。バストってことにしとこう。 それで今回の子宮とバスト。 今回はダブル・ヒット、大当たりです。 って言うてる場合じゃない。 やっぱり聞くとドキッとします、このセリフ。
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午前9:00__MRI。 「強力な磁場が発生しています。」と書かれたランプのある部屋に 再びやってきました。
今回は造影剤を血管から入れて撮影(?)するそうで、 腕に注射針を。 左手に針がうまく入らないので 右手にやりなおし。 点滴みたいに針からはプラスチックの管がつながってて、その先が二股になってます。 最初は このうちのひとつから生理食塩水が注入され、 そのあとで造影剤なるものが入ってくるのだとか。 最近は、病院も 聞けばちゃんと丁寧に説明していただけるようになりました。 安心です。
ドーム前の台(ベッド)に横になるんです。 今日は台の上に ‘スポンジ製モグラたたきの穴’みたいのが置いてあって、 そこに両バストが入るようにうつ伏せになります。 40~50分かかるということだったので、そんなに長いことうつ伏せでじっとしてられるかなあと思ったんですが、 なんのことはない、朝だというのにまたまたうつらうつらしてるうちに終わってしまいました。へへへ^^。 閉所恐怖症の方は、この40分が耐えられないんだそうです。 私はというと、横になったままベッドがウイ~ンとドームに入っていくので遊園地気分、といえば恐怖症の方に失礼かな? 結果が出るまで、空いたおなかを満たすべく カフェでパンとコーヒーを。
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午前11:30__MRIの結果(診察)。
「まー、見たとこ悪性じゃなくて 線維線種のようですね。」
ほっ
「でも気になるのは、去年検査した時になかったものが 1cmの大きさで今年見つかったことです。 30歳代後半から40歳ぐらいの方だったら、こういうこともあるんですが・・・・・。」
ちょっとオーバーしてますよねえ。
「まあそういうことで。 それと、MRIから確実なことがわかるというワケじゃないから、 細胞か組織をとって検査したほうがいいかもしれませんよ。 どうされます?」
細胞とるのも 組織とるのも、 注射でぬくんですかっ?
「注射っていうわけじゃあないけど、まあ針みたいなんを刺して採取します。」
どっちが太い針なんですかっ?
「‘組織’のほうが大きいですけど、これは局所麻酔します。」
えーーー、麻酔って注射ですよね。
なにをかくそう、私は先端恐怖症(?)なのです。
「そういうことになります。 でも、細胞の方は麻酔なしだから どっちが痛いかって言うと・・・・・・う~ん、おんなじかな。でもね、ちゃんと結果出るのは、組織をとる方ですよ。」
じゃあ・・・、麻酔のほうにします。 なんでも 経験やから。
「そうそう。 それで白黒はっきりするしね。」
シロクロはっきり、って・・・・・・ で、先生がして下さるんですか?
「そうやけど。 だれかご指名の先生でも?」
いえ 他に誰も知りませんので・・・・ 先生っ。
「はい。」
針を肺に刺さんといて下さいね。 上手に、して下さいね。
・・・と、 プロ相手に 厚かましいお願いをしておいて、昼食はコンビニそばを食べに行きました。
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午後12:30__まずは、超音波で場所を確認。
あのー、ずっと前に 左胸で小さいのが見つかったことがあるんですけど、今回は右なんですよね。
「なら左も診とこうかな。 あーこれは水かなんかの塊かなあ。 じゃ、こっちは細胞診をやっときます? 検査しといたら安心でしょ?」
というわけで、 左は細胞を採って 右は組織を採るという、 結局 両方を初体験することになったのでした。
左胸の細胞診。 よくは見なかった(見られなかった)んですが、やっぱ針みたいなもんで 超音波の画面に、ふくらんだ山みたいなのに針がささってるのがわかります。
先生、細胞って そんなに何回も前後に動かさないと採れないものなんですか?
「これね。 人によって流儀があってね。」
流儀って・・・・。 時間かかるんですねえ。 あの、すぱっと さっと 採っちゃってください。
「はい次は、右ね。 麻酔しますよ~。」
のぞき見れば、これまた太い注射 ひえ~~~~。 しかも、時間かけてゆっくり注射。 あーもー、今日は注射の日や。
「さ、これから採りますね。 その前に・・・・、室温をもうちょっと低くしていい? 暑くない?」
いえ、私は ハダカなんで・・・・。 でも、いいですよ。 暑さで先生の手元がくるったらコマルし。
「ありがと。(失笑)」
こ れ は 怖かった。 ちらとのぞくと、こんどはフツーの針じゃない。 回転ドリルのミニチュア版、みたいな 麻酔してるから痛みはないんだけど。カチッと一回ずつ音がする。チャッカマンで火をつけるときのような。 先生も 一回ずつ 慎重にチャッカマンされてるようなので、 きっとこれで切り取ってるのかなと。
終わって服着た後で からだ震えてきました。 怖かったのか、緊張していたのか。 とにかく、こんなに体にハリ刺されたのは 初めてや~~。 結果は又何日か後です。
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コメント
さすがの私もホンマ怖かったー。
けど、
「もうちょっと早く検査に来てたらタスカッタのにねえ。」と言う言葉はもっと怖いから・・・・・・・。 幸子さん、検診しといたほうが いいよォ~~。 って、これ、おどし?
投稿: 風 | 2008年10月16日 (木) 10時39分
怖い~
私はやっぱ検診、検査、行きたくない~
投稿: 幸子 | 2008年10月16日 (木) 07時21分